更年期症状が始まったのは47歳

私に更年期の症状が現れ始めたのは47歳の頃でした。
最初の症状は、月に数回起こるひどい寝汗です。真冬でもパジャマがびっしょり濡れるほど汗をかき、夜中に着替えることもありました。
49歳頃になると、寝汗だけでなく日中にもホットフラッシュが現れるようになりました。
忘れられないのは、旅行へ向かう飛行機の中での出来事です。突然、顔がカーッと熱くなり、背中が燃えるような熱さを感じ、汗が止まらなくなりました。そのとき、「いよいよ本格的な更年期が始まったんだ」と実感しました。
更年期障害とは
更年期は一般的に40代後半から50代後半にかけて訪れます。
女性ホルモン(エストロゲン)の減少によって自律神経や心のバランスが乱れ、次のような症状が現れることがあります。
- ホットフラッシュ
- 発汗・寝汗
- 動悸
- めまい
- 肩こり
- 腰痛
- 疲労感
- 不眠
- イライラ
- 気分の落ち込み
症状には個人差があり、ほとんど気にならない人もいれば、日常生活に支障が出るほどつらい人もいます。
私の場合は、
- ホットフラッシュ
- 寝汗
- 強い肩こり
- 睡眠障害
- 疲れやすさ
- LDLコレステロールの急激な上昇
が主な症状でした。
私が考えた更年期対策

自分でも調べたところ、更年期の不調を和らげるためには、
- バランスの良い食事
- 適度な運動
- 十分な睡眠
- ストレスをためないこと
といった生活習慣の見直しが基本であることが分かりました。
そのほかにも、
- ホルモン補充療法(HRT)
- 漢方薬
- サプリメント
などの選択肢がありることがわかりました。
ホルモン補充療法(HRT)を検討した結果
まず最初に考えたのは、効果が高いと言われるホルモン補充療法(HRT)でした。
<ホルモン補充療法(HRT)メリット・デメリット>
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ホットフラッシュや寝汗など、更年期症状の改善が期待できる | 乳房の張りや不正出血などの副作用が出ることがある |
| 骨密度の低下を抑え、骨粗しょう症の予防が期待できる | 既往歴などにより治療を受けられない場合がある |
| 閉経後早期に開始すると、心血管疾患のリスクを減らす可能性がある | 定期的な診察や検査が必要 |
| 生活の質(QOL)の向上が期待できる | 乳がんリスクはわずかに上昇するとされる(治療法による) |
| 認知症との関係は研究結果が一致しておらず、現時点では結論が出ていない |
私は婦人科でも相談しましたが、現時点ではデメリットやリスクも気になったため、HRTは保留にしました。
ホルモン補充療法(HRT)のメリットとデメリット

まずホルモン補充療法(HRT)については、更年期症状を改善させるだけではなく、骨密度を保ったり、骨粗鬆症や骨折の予防、見た目も若々しく保てる可能性がある言われており、大変魅力的に思いました。
でも一方で、わずかとはいえ乳がんリスクが上がることや、認知症リスクが下がったという実験結果と、上がったという結果が存在します。
メリット
HRTは、更年期症状の改善だけでなく、骨密度の低下を抑え、骨粗しょう症や骨折の予防が期待できることが分かっています。
また、ホットフラッシュや寝汗などの症状を改善し、更年期の生活の質(QOL)の向上にも役立つとされています。
デメリット・注意点
HRTで気になるのは、やはり乳がんのリスクです。
以前は「HRTをすると乳がんになりやすい」というイメージが広まりましたが、その後の研究では、乳がんのリスクはわずかに上昇するものの、その増加は小さいことが分かってきました。
最近では、貼り薬や塗り薬など副作用のリスクを抑えた治療法も増えており、症状や体質に合わせて選択できるようになっています。
特に私は出産経験がありませんので、乳がんリスクが心配に思いました。(一般的には、出産経験がない女性(未産婦)は、出産経験がある女性より乳がんのリスクがやや高いとされています)
乳がんリスクはありますが、年に1度の乳がん検診をしているので、
もし、今後HRT療法をする場合は、引き続き乳がん検診をしっかり受診していこうと思っています。
HRTと認知症の関係

HRTと認知症については、現在も研究が続いており、結論は出ていません。
認知症のリスクが低下したと報告した研究もあれば、反対にリスクが高くなったとする研究もあります。
このように結果が異なる理由として、
- HRTを始めた年齢
- 使用したホルモンの種類
- 使用期間
- 対象となった女性の健康状態
など、研究ごとの条件が異なることが考えられています。
そのため、現時点では「認知症予防を目的にHRTを行うこと」は推奨されていません。 一方で、更年期症状の改善を目的に適切な時期・方法で使用することについては、多くの専門家が有効な治療法の一つと考えています。
デンマークで実施された大規模研究(2023年、BMJ掲載)
デンマークで報告された研究結果は、私がHRT(ホルモン補充療法)をすぐに選択できなかった理由の一つです。
医療の研究は日々進歩しており、新しいエビデンスによってこれまでの考え方や治療方針が見直されることも少なくありません。
今後の研究結果によっては、HRTに対する評価や、私自身の治療法の選択も変わる可能性があると思っています。
デンマークで実施された大規模研究(2023年、BMJ掲載)では、エストロゲン+プロゲスチン併用のHRTを受けた女性は、受けていない女性に比べて認知症発症リスクが24%高かったと報告されました。
さらに、HRTの使用期間が長いほどリスク上昇が大きく、1年以下の使用ではリスク21%増でしたが、12年以上では74%増と顕著でした。
過去の臨床試験では、閉経から間もない55歳未満の女性が5年間HRTを受けても認知機能の低下は見られなかったとの報告もあり、認知症を引き起こすのではなく、「HRTが必要なほど重い更年期症状を抱える女性は将来的に認知症になりやすい可能性もある」と指摘しており、今後さらなる検証が求められています。
このような研究結果と因果関係の解釈があり、私は認知機能の低下について不安を覚えました。
エクオールを試してみることに

そこで私が選んだのは、医師からも薦められたエクオールのサプリメントです。
エクオールは、大豆イソフラボンから体内で作られる成分で、女性ホルモン(エストロゲン)と似た働きをするといわれています。
エクオール検査ソイチェックをしてみた
エクオールのサプリメントを摂る前に、「ソイチェック」という検査で、自分の体内でエクオールを作ることができるのか調べてみました。
ソイチェックは、尿中のエクオールを測定することで、大豆イソフラボンからエクオールを作れているかどうかを確認する検査です。
私は子どもの頃から、納豆や豆腐、味噌などの大豆製品を比較的よく食べてきたので、「きっとエクオールを作れているだろう」と期待していました。
ところが、結果は「エクオールを作れていない」というものでした。
大豆製品をよく食べてきただけに、正直、少し残念でした。
エクオールは、大豆に含まれるイソフラボンの一種「ダイゼイン」が腸内細菌によって変換されて作られます。ただし、すべての人がエクオールを作れるわけではありません。
エクオールを産生できる人の割合には人種や食生活などによる違いがありますが、日本人でも全員が作れるわけではないとされています。
「大豆製品を食べていれば、エクオールを作れる」と思っていた私にとって、この検査結果は意外なものでした。
そこで私は、自分の体ではエクオールを作れていないことを知ったうえで、エクオールのサプリメントを摂るという選択をしました。
自分では作れていると思い込まず、まず検査で確認してみたことは、その後の選択を考えるうえでも良かったと思っています。
エクオールを5か月飲んでみた結果

飲み始めて約3週間で、ひどかった肩こりが楽になっていることに気づきました。
さらに、
- 寝汗が明らかに減った
- ホットフラッシュが約半分になった
という変化もありました。
現在は飲み始めて約5か月になりますが、
- 夜中に目が覚めることがほとんどなくなった
- 睡眠がとれるようになり疲れにくくなった
- 肩こりがほぼなくなった
- 寝汗はほとんどなくなった
- ホットフラッシュは1日10回ほどから数回まで減った
と、私には大きな変化がありました。
あくまでも私個人の体験ですが、エクオールは私にはとても合っていたようで、更年期の症状がかなり楽になりました。女性ホルモンの減少をエクオールで補うことでこんなに症状が良くなるなんて、本当に飲み始めて良かったと思っています。
今後も手放せないサプリになりました。
まとめ
更年期の症状や治療法には個人差があります。
私もこれから症状が変化する可能性がありますが、その時々の自分の体と向き合いながら、無理のない方法を選んでいきたいと思っています。
同じように更年期に悩んでいる方の参考になればうれしいです。
私は、大塚製薬のエクエルを毎日4粒(s-エクオール10mg)飲んでいます。
サプリを始める前に、郵送で検査ができる「エクオール検査 ソイチェック」を利用しました。
婦人科等でも検査はできますが、検査をして、結果を聞きに行くとなると2度は病院へ行かなくてはならないので、郵送だと行く手間も省けて、検査のハードルも低くとても便利です。

