はじめに

「いい人だと思われたい。」
「嫌われたくない。」
そう思うことは誰にでもあると思います。
私も以前は、人からどう思われるかを気にして行動することがよくありました。
頼まれごとを断れなかったり、本当は違うと思っていても相手に合わせてしまったり。
でも、そのような行動を続けていると、少しずつ心が疲れてしまいます。
結果的には自分の判断で決めたことなのに、「相手がしつこかったから」「その場で返答を迫られたから」と、断れなかった理由を相手のせいにしてしまう。
でも、相手に責任を転嫁しても、問題をすり替えただけ。
結局、心は晴れません。
相手の言動がきっかけだったとしても、最終的に決めたのは自分です。
この小さな負の連鎖を繰り返さないために、どうすればいいのかを考えました。
そこで私が意識するようになったのが、「相手の評価を手放すこと」でした。
評価を求めるほど苦しくなる

人から褒められたり認められたりすると、とてもうれしいものです。
でも、「よく思われたい」という気持ちが強くなりすぎると、いつの間にか自分の判断よりも、相手の評価を優先してしまいます。
「こうしたい」ではなく、
「こうした方が評価されるかな。」
「断ったら嫌われるかな。」
そんな考え方になると、自分ではなく相手の気持ちを基準に生きることになります。
それでは、相手の機嫌や考え方によって、自分の気持ちまで振り回されてしまいます。
でも褒められたらやっぱり嬉しい…
人から褒められることを目的にしてしまっては、本末転倒だと分かっていても、
程度の差こそあれ、「褒められるためにやる」ことは、意外とやってしまいがちです。
大切なのは、周りからどう評価されるかではなく、「ここまでは許容できる」「これくらいが妥当」と、自分なりの基準を持つことだと思っています。
そのうえで、バランスを取りながら、自分にとって心地よい「いい感じの匙加減」を身につけていきたいものです。
自分軸で考える

私が大切にしているのは、「自分はどうしたいのか」を考えることです。
もちろん、人への思いやりも大切に考えます。
でも、自分の気持ちを後回しにしてまで相手に合わせ続けることは違うと思います。
何かを選ぶときも、
「私はどう思う?」
「私はどうしたい?」
と、自分に問いかけるようにしています。
この習慣が少しずつ身についてからは、人の評価に一喜一憂することが少なくなりました。
全員に好かれることはできない

どんなに立派な素晴らしい人でも、人格者と言われるような人でも、全員に好かれることはありません。
人を「苦手だな」と感じることも、誰かに「苦手だな」と思われることも、ごく自然な感情です。
そう考えると、過度に「嫌われたらどうしよう」と不安になる必要はないのだと気づきます。
人が自分をどう思うかは、その人自身の感情です。
人の感情をコントロールする必要はありませんし、
そもそも、他人の感情をコントロールできません。
自分でコントロールできるのは、自分の感情だけです。
自分を大切にしてくれる人との関係を大切にしたい
限られた時間を、無理をして好かれようと頑張るよりも、
お互いを尊重できる人との時間に使いたいと思っています。
他人からどう思われるかに振り回されるのではなく、
自分がどう感じ、どう受け止めるかを大切にしたいです。
自分の評価は自分で決める

私は、一人時間にその日の出来事を振り返るようにしています。
「今日は自分らしく行動できたかな。」
「心が感じたことと言動は一致していたかな。」
そんなふうに、自分自身に問いかけます。
他人の評価は、その人の価値観によって変わります。
でも、自分が納得できる行動をしていれば、それで十分だと思うようにしています。
人からどう思われるかよりも、自分が自分をどう評価するか。
その方が、ずっと心は安定します。
まとめ
相手の評価を気にしすぎると、相手の価値観で生きなければならず、自分らしさを見失ってしまいます。
もちろん、人との関わりの中で思いやりや礼儀はとても大切です。
でも、それと「相手に合わせ続けること」は違います。
私は、自分軸で考えることを意識するようになってから、人間関係が以前よりずっと楽になりました。
他人の価値観は変えられません。
でも、自分の考え方は変えることができます。
「私はどうしたいのか。」
その問いを大切にしながら、自分の心に正直に、軽やかに生きていきたいと思っています。

