愛想笑いをやめたら、嫌な人が寄ってこなくなった話

「嫌な人から、なぜかよく話しかけられる。」
「苦手な人ほど距離を縮めてくる。」
そんな経験はありませんか。
私は以前、嫌なことを言われたり、答えづらいことを聞かれたりしても、その場の空気を悪くしたくなくて愛想笑いをしていました。
「大人なんだから、うまくやり過ごそう。」
そんな気持ちだったのですが、後になって気づいたことがあります。
それは、ヘラヘラ笑ってごまかすことが、相手に「この人は押せば大丈夫」と思わせてしまうことがあるということです。
もちろん、笑顔そのものが悪いわけではありません。
私がやめたのは、「本当は嫌なのに、無理をして笑うこと」です。
愛想笑いが逆効果になることもある

嫌な人や図々しい人は、相手の反応をよく見ています。
例えば、
- 無理なお願いをしても断らない人
- プライベートなことを聞いても笑って答える人
- 嫌味を言っても笑って受け流す人
そんな人を見ると、「気が弱そうな人だな」とか、「あ、この人は詮索しても大丈夫な人だ」とか、「もっと踏み込めそう」などと思われてしまいます。
これは、しつこい勧誘と少し似ています。
勧誘を受けたとき、(知らない人ならそれなりに対応できても、知り合いだと対応に困る時があります)愛想よく話を聞いていると、「まだ話を聞いてくれる」と思われ、なかなか終わらないことがあります。
嫌な人との関係でも、同じようなことが起こると感じています。
私がやめたこと

私が意識するようになったのは、とてもシンプルです。
必要以上に笑わないこと。
嫌なことを言われたら、無理に笑わず、
「そうですか。」
とだけ返します。
答えたくないことを聞かれたら、
「それは秘密です。」
「内緒です。」
「プライベートな事なので控えます。」
と、笑顔でやんわりかわします。
それでもしつこい場合は、「真顔」がとても有効です。
以前の私は、「感じの悪い人だと思われたくない」という気持ちが強くありました。
小さい頃から「分け隔てなく誰にでも笑顔で感じよく」と育ってきた方も多いのでは?
かくいう私も、刷り込まれて大人になりました。この刷り込みによって感じがよい印象を持たれることも多かったですが、反面、つけ込まれて答えに窮することも多かったです。
でも、今は違います。
感じよく接することと、何でも受け入れることは別だと思うようになりました。
不思議と相手の態度が変わった

無理に愛想笑いをしなくなると、私の纏っている空気感が変わるのか、不思議と相手の態度も変わりました。
嫌味を言われることや、踏み込んだ質問をされることが少なくなったのです。
もちろん、すべての人が変わるわけではありません。
それでも、「この人にはこれ以上踏み込めない」と感じてもらえる場面が増えたように思います。
自分を守るためには、相手を攻撃する必要はありません。
必要以上に愛想笑いをしないだけでも、自分を守る境界線になります。
笑顔は大切な人に向けたい

私は今でも、大切に思ってくれる人や、お世話になっている人には笑顔で接したいと思っています。
でも、自分を雑に扱う人や傷つける人にまで無理をして笑う必要はないと考えています。
笑顔や優しさは、自分を大切にしてくれる人へ向けたいものです。
その方が、自分の心も穏やかでいられます。
まとめ
愛想笑いをやめることは、相手を拒絶することではありません。
自分を大切にするための、小さな線引きです。
私もまだまだ練習中ですが、少しずつ続けていくうちに、人間関係はずいぶん楽になりました。
嫌な人を変えることはできません。
でも、自分の接し方は変えられます。
「本当は嫌なのに、無理をして笑うこと」は自分の心を傷つけます。
自分の心を大切にできていない状態です。自分を大切にできていない人は、本当の意味で他人を大切にできません。見せかけの優しさになってしまいます。「まずは自分から」と心がけています。
もし、嫌な人に振り回されることが多いと感じているなら、まずは「無理に笑わないこと」から始めてみてはいかがでしょうか。

