「少し考えます」が、人間関係を楽にしてくれた

頼まれごとをされたとき、すぐに返事をしていませんか。
私は以前、「はい、大丈夫です」と反射的に答えてしまうことがよくありました。
その場では相手に喜んでもらえても、家に帰ってから「やっぱり引き受けなければよかった」と後悔することが何度もありました。
優しい人や責任感の強い人ほど、相手を待たせてはいけない、期待に応えたいという気持ちから、すぐに返事をしてしまいがちです。
でも今は、できるだけ即答しないことを心がけています。
この小さな習慣のおかげで、人間関係がずいぶん楽になりました。
即答すると、自分の気持ちを置き去りにしてしまう
その場で返事をするとき、多くの場合は相手の都合を優先しています。
「断ったら悪いかな。」
「期待に応えたいな。」
そんな気持ちが先に立ち、本当に自分がやりたいことなのか、無理なくできることなのかを考える時間がありません。
その結果、自分の予定が詰まり、気持ちにも余裕がなくなってしまいます。
以前の私は、「頼まれたら引き受けるのが当たり前」だと思っていました。
でも、それを続けていると、自分の時間も心の余裕も少しずつ失われていくことに気づきました。
一度持ち帰るだけで気持ちに余裕が生まれる

今は、すぐに返事をしなければならない内容でなければ、一度持ち帰るようにしています。
例えば、
「予定を確認してからお返事しますね。」
「少し考えてからお返事してもいいですか。」
そんな一言を添えるだけです。
相手に失礼になることはありませんし、自分も落ち着いて判断できます。
一晩考えてみると、「やっぱり無理かな」と思うこともあれば、「できそうだから引き受けよう」と気持ちよく決められることもあります。
どちらの答えになっても、自分で考えて決めたという納得感があります。
「断れない人」ではなく「考えて返事をする人」になる
嫌な人や図々しい人は、相手の反応をよく見ています。
いつもその場で引き受ける人には、頼みごとをしやすいと感じることがあります。
でも、一度考えてから返事をする人には、無理なお願いをしにくくなります。
実際に私も、即答をやめてから、急な頼みごとや無茶なお願いをされることが減りました。
「断る人」になる必要はありません。
**「考えてから返事をする人」**になるだけで十分です。
それだけで、人との距離感が少し変わってきます。
自分の予定も、大切な約束

以前は、人との約束を優先して、自分との約束は後回しにしていました。
運動をしようと思っていた時間。
ゆっくり本を読みたかった時間。
何もしないで休みたかった時間。
そうした時間を簡単に手放していたのです。
でも、自分との約束も、人との約束と同じくらい大切だと思うようになりました。
そのためにも、すぐに返事をせず、一度立ち止まる時間をつくるようにしています。
まとめ
即答しないことは、相手を待たせることではありません。
自分の気持ちを大切にするための時間をつくることです。
私は、この習慣を身につけてから、「引き受けて後悔すること」が減り、人間関係がとても楽になりました。
優しさとは、何でも引き受けることではありません。
自分を大切にしながら、無理のない範囲で人と関わることも、大切な優しさだと思っています。
もし今、「いつも頼まれてばかり」「断れなくて疲れてしまう」と感じているなら、次に何かを頼まれたときは、
「少し考えてからお返事しますね。」
この一言から始めてみてはいかがでしょうか。

